患者様各位
誠に勝手ながら、
変則的ではありますが、
4月30日(土曜日)
と
5月7日(土曜日)
はGWの休診とさせて頂きます。
GW中、その他祝日はいつもと変わらず診療しております。
日頃から当院をご利用いただいている皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承の程賜りますようお願い申し上げます。
患者様各位
誠に勝手ながら、
変則的ではありますが、
4月30日(土曜日)
と
5月7日(土曜日)
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日頃から当院をご利用いただいている皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承の程賜りますようお願い申し上げます。
久々のブログ更新です!!
今回は症例報告です。
同じような症状の方は参考にしていただければと思います。
Yさん 60代 男性
(主訴)
めまい
(その他の症状)
頭がこわばる、まぶたの痙攣、食べ物を噛むときにこめかみが動くのが不快、
左手の冷感(右手は温かい)、目のかすみなど。
(症状が悪くなる要因)
長時間のパソコン、細かい仕事、運転、仕事のストレスが大きくかかった時、朝より夕方の方が悪化するなど。
(症状が楽になる要因)
睡眠がしっかりとれた時、お風呂上りなど。
・ 治療
主に緊張緩和を主とした治療を行い、年齢的な弱りもあったため弱りを補う治療も行いました。
鍼は少数精鋭(3本ほど)で、両面で10分ずつ置鍼を行いました。
・ 治療効果
一診目治療直後から、めまい(10→5)、左手の冷感消失。
五診目、めまい、まぶたの痙攣消失。
現在は上記の症状はほとんどなくなり、めまいなども全く出ていません。
仕事が忙しいく、様々なストレスを抱えていらっしゃる為、
現在は身体のメンテナンスも兼ねて2週間に1回くらいの間隔で来院していただいてます。
大きな病にならないようしっかりと診ていきたいと思います。
最近「食」についてテレビやFacebookなどで色々騒がれていますね。
自分も養生指導の幅を広げたいと思い、「食」の本を読み始めました!
中医学的に食養生の勉強がしたかったので、上の3つの本を選びました。
少しだけ「食」について話してみたいと思います!
中国の古典には「食」に関する記述が多く散布しています。
『周礼』(しゅうらい)と呼ばれる中国の古代の礼書には、食医の制が定められており、
「食医,掌和王之六食、六飲、六膳、百羞、百醤、八珍之斉。」
食医が、王の飲食のバランス・四季の陰陽調和・味の組合せなどを管理しなさいと言っています。
古代中国で医師の最高位は「食医」と言われており、
現代の私たちが普通に医師と考えている内科医や外科医などよりも上の位に置かれていました。
それだけ「食」を重要視していたのでしょう。
「食」による病気の予防、病気になった時の補助治療というのがとても大事だと言うことがよく分かります。
現代においても「食」への関心が強まっているので良い方向に向かってくれればいいなと思います。
ただ!僕は!笑
「ご飯は美味しく食べたい!」
と思っていますので、ネットで言われている体に悪いものの情報は見て見ぬふりをしていますけどね♪♪笑
そこら辺は自己責任ですね!!笑
個人的には、「食」に対して敏感になりすぎるのも病気の原因になると思うので、
臨機応変、色んな事を柔軟に考えられる丸い人間になることが健康の近道だと思ってます!笑
最後は「食」関係なくなってますね。。。。笑
とりあえず!笑
「食」の勉強頑張っていきたいと思います!
30代女性 Iさん
・主訴 チョコレート嚢胞・子宮腺筋症
幼い頃から現在まで生理痛が激しくあり、体調が悪いときには寝込むほどの痛みになる。
生理痛の痛みに異常を感じ病院を数件受診し、H26年にチョコレート嚢胞と子宮腺筋症の診断を受ける。
東洋医学的な治療も効果があると聞き、知り合いの紹介により当院を受診した。
・中医学的に見たIさんの身体の状態
小学生~高校生まで周りの子といい関係が築けずかなりストレスを感じていた。
またこの時から甘いものをかなり食べており脾、胃も弱らせていた。
社会人になってもストレスが溜まることが多く、頚肩部の凝りや頭痛、不眠などに悩まされた。
Iさんの生理の状態からみても血の滞りがかなり多くあった。
今までのストレスが気の滞りを生み、それらが血を滞らせ、その滞った血が子宮に溜まり、
塊となって主訴が出現したと考えた。
・治療
血の滞り(お血)をスムーズにさせるとともに気の滞りもスムーズにさせる治療を行った。
三陰交、足臨泣、後渓、合谷などにツボの状態に合わせ、治療を行った。
・治療効果
治療中にかなり眠たくなり、その日の夜はすぐに眠れた。
生理痛の痛み緩解。
生理痛時にいつも一日3回座薬を入れて痛みを我慢していた(効かないときもあった)が、
今回は1回のみですごく効いた。
・まとめ
幼い頃からのストレスが原因となりそれが気の滞りを生み、甘いものの過剰摂取により脾胃を弱らせ、
気の滞りをさらに促進させたことによって、血の滞りを生み、それが長い年月によって塊にさせ、
チョコレート嚢胞や子宮腺筋症という有形の邪を生んだ。
まだ治療をはじめて1か月程度ですが、嚢胞を小さくさせる為に頑張って治療をしていきたいと思います!
また、不妊治療にも繋がっていくことなので子供さんも授かることが出来たらなと思います!
50代 Iさん 男性
・主訴 腹部の張り・背部痛
いつ頃から主訴があったかは覚えていないが、若い頃から出現していた。
特に仕事のストレスや疲れから出現することが多く、週の終わりや、夕方頃から悪化することが多い。
お風呂に入ったり、ストレッチしたり、ホッとした時には症状は緩解する。
・中医学的に診たIさんの身体の状態
緊張しやすく溜め込みやすい性格。
仕事において部下を育てる立場におり、かなりストレスが溜まる立場にいる。
また昔から下痢や軟便になりやすく、ストレスや食べ過ぎで胃腸が調子悪くなることが多い事から、
脾胃にも多少なりとも問題がある。
・治療
ストレス➡脾胃が中心で起こった症状であると考え治療を行った。
肝兪、脾兪、公孫、内間、天枢などを選穴し、ツボの状態により片側に2~3穴治療を行った。
・治療効果
治療直後、腹部の張りや背部の痛みほぼ消失。
・まとめ
基本的にはストレス➡脾胃がメインだとは思われるが、
その他の症状として、耳鳴り、難聴(補聴器が必要なくらい)があり、
週の終わりや、夕方頃から悪化、腎経のツボの虚の反応から加齢などによる弱りも幾分か関係があると考えられる。
今後も様子を診て治療していき、耳鳴り、難聴の方も緩解できたらなと思います。
50代 女性 Gさん
・主訴 左右五十肩
2年半前に左肩が徐々に上がらなくなり、整形外科で五十肩と診断された。
その後、整形外科と接骨院に通院するが、2年半かかってもまだ左肩の挙上時に多少の痛みがある。
また、1週間前から右肩も痛くなってきており、右肩も五十肩になりそうで不安な為、友人に紹介された当院を受診。
・中医学的な問診によるGさんの身体の状態
もともと緊張しやすい性格。(肝)
熱傾向。
加齢による弱りが出始める年代。(腎)
この3つが主体となり、血の不足や気血の滞りを起こして、左の五十肩が形成されたと判断しました。
また、右の五十肩になる前に家庭の事情で精神不安(心・肝)になり、その状態がまだ続いている事から、
これもまた気血の滞りを悪化させているので、右の五十肩を引き起こす要因になっていると考えました。
・治療
主に緊張や不安(心・肝)、加齢(腎)に対してアプローチしました。
(心兪・肝兪・腎兪・照海・後渓・足三里・足臨泣)この中から3~4つ選穴し、片側のツボに針を行いました。
・治療効果
両肩の挙上時違和感は多少あるものの痛みほぼ無くなる。
・まとめ
今回の五十肩は左肩は治りかけの状態にあり、右肩は初期だったため効果がしっかりと出ました。
しかし、右肩は今後痛みが増すこともあり得るので、しっかりと治療を続けていかないといけません。
加齢による弱りからやストレス等による身体の空間的な気の偏在を意識して治療をしていきたいと思います!!
50代女性 Hさん
・主訴 頭痛(側頭部痛)
若いころから少しあったが、去年(H26年)に交通事故にあい頭痛悪化。
それに加え肩頸部に痛み、凝り、腰部痛出現。整形外科、接骨院で治療を行ったが、
頸肩部痛、腰部痛は多少楽になるも、頭痛はなかなか治まらず当院を受診。
・中医学的な問診によるHさんの身体の状態
元々若い頃から側頭部に頭痛があり、色々な事に対して敏感であることから
ストレス(肝)が溜まりやすい傾向(気血の滞りを作りやすい)であった。
そして、交通事故によって肩頸部を流れる経絡を損傷したとともに、精神(心神)も傷つけられた。
交通事故をきっかけとし、気血の滞りが生まれ、肩頸痛、腰部痛が出現し、
側頭部に頭痛が頻繁に出現するようになった。
また、多少加齢による弱りもあったので気を上らせ、滞らせる要因の一つになったかもしれない。
・治療
基本的には精神(心神)とストレス(肝)に対しての治療を行った。
問診では加齢による弱りもあったが、ツボの反応はそこまで出ておらず、初診時は弱りに対する治療は行ってない。
(心兪/肝兪/百会/後渓/臨泣/太衝)に対して、ツボの状態により3~4穴使用。(片側のみ)
・治療効果
来院時側頭部にあった頭痛消失。
仰向けになった時に腰部の痛みを自覚していたが、治療後には痛み消失。
・まとめ
交通事故によって精神(心神)が傷つけられ、痛みが出現しやすい状態になっていた。
配穴としては、主に心と肝をベースにストレスや精神(心神)にアプローチするとともに、
気血の流れをスムーズにさせたことにより、改善が得られたと思う。
また、仕事などで疲れている時に、腰痛や肩こりが強くなることから、
加齢による弱りも考慮し治療していきたいと思う。